ビール
湯上りに飲む一杯のビール、一日の勤めが終わって食卓ぐっと一杯飲むビール、久しぶりに昔からの友人と居酒屋でまずは一杯の生ビール、どれも応えられないですよね。
お酒なら何でも好きですが、やはり最初の一杯はビール、これに決めています。ビールって、後で飲むとそれほど美味しくないんですよね。日本酒を飲むとのどが渇くのでのどを潤すのにビールを飲む、という人を知っています。それはそれで分かりますが、それだけの目的でビールを味わうために飲むわけではないんですよね。
発泡酒が売れに売れています。最近では麦芽を使った発泡酒以外に第三のビールと呼ばれるビールそっくりに色合いや味わいを似せたものまでが売れ行きを伸ばしています。
ビール大国はなんといってもドイツ、ついでアメリカ、といったところでしょうか。最近では中国人がビールを普通に飲むようになり、人口が多いので消費量をベースにすれば世界のビール消費大国の仲間入りをしたとも言えそうです。
意外と知られていないのがベルギー。フランス文化の影響が強くワインばかり飲んでいるのかな、と思いそうですが、400を超えるブランドがあるそうです。味わいも独特。薬草を溶かし込んだものや果実を副原料に使うものもあります。チェリービール、麦芽の使用量から発泡酒に分類されますが、なかなかの味わいです。ビアカクテルも普及して来ましたから、ビールの楽しみ方も多様になっていくでしょう。
ビールって生鮮食料品なのをご存知でしたか?せいぜい製造後1ヶ月が美味しく飲める限度だそうです。ですからお店でまとめ買いをするときには、製造日をよく見ましょう。保存状態も大事です。バーゲン品で店頭に積み上げられて直射日光に曝されているものは止めた方がいいです。
生鮮食料品であることにはもう一つ意味があります。どんなに美味しいビールでも作られた土地で飲む味には到底敵いません。その土地の料理によく合った味のビールが何処でも作られています。海外旅行に出て、空港のスタントで飲むその土地のビールが一番新鮮で美味いのです。
そんなわけで日本で飲むには日本製のビールが一番です。日本のほとんどのビールには米やスターチが副原料として使われています。16世紀バイエルン公が制定してビール純粋令に照らし合わせるとどれもビールとは言えないわけですが、日本の食材や料理に合っていることもまた事実です。
コーンスターチを副原料に使い辛口・高発酵で全く新しい味を世に問うたアサヒビールの『スーパードライ』は日本を訪れる外国人にも高い評価を得て、今も名を売れ続けるロングセラーになっています。
でもやはりビールは純粋に麦芽・ホップのみを主原料にしたものがいいですね。幸いなことに最近では国産品にも麦芽100%ビールの種類が増えてきました。キリンの『ブラウマイスター』、サントリー『モルツ・プレミアムモルツ』、アサヒ『プライムタイム』、そして麦芽100%ビールの草分け的存在であるサッポロ『エビス』。
のどの渇きを癒すのもビールですが、もっと味わってビールを飲みませんか?
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