カレー
「おせちもいいけどカレーもね」美味いキャッチコピーです。一食品メーカーのCMですがすっかり定着していますよね。今回はフライパン一つで作るカレーです。
登場するは例の特殊加工フライパンです。
カレーライスはいまや日本人にとって国民食です。その歴史を大日本カレーライス研究会というサイトのカレーライスの歴史から紐解いてみると、カレーが最初に日本に紹介されたのは明治初期・弁明開花の頃ですが、一般に普及したのはカレー粉が複数のメーカーから発売され始めた昭和初期からのようですね。
私が子供の頃はライスカレーといっていました。作り方もずいぶん違っていたようで、今の家庭で普通に行われている、具材をまず油で炒めて水またはお湯で煮込み具材が柔らかくなってからカレールーを投入するのではなく、油で炒めず肉や野菜を柔らかく煮込んでからカレー粉と小麦粉をお湯で溶いて加えとろみをつけ塩で味を調える、というものだったようです。
その当時のカレーにはウスターソースを掛けて食べるのが一般的でした。出前のカレーの岡持ちの横には必ずソース瓶がぶら下げられていた、と聞きました。
カレーライスに生卵を掛けて食べる、という食べ方も当時は一般的だったようですね。西日本地区では今でも割と一般的に行われているようですが、ご飯の上に掛かったカレー(昔は小麦粉を加えたせいかぼてっと固まっていた)をご飯の上に満遍なく広げ真ん中にくぼみを付けて生卵を割り入れ、良くかき混ぜてからソースを掛ける、という食べ方だった、と聞きます。
その後小麦粉を油(バターでもラードでもサラダ油でも)でいためてカレー粉を加えスープで延ばしてカレーソースを作るというさらさら系のカレーが普及し始め、インスタントカレールーもこの方法で作られています。
このようにカレーには小麦粉を使うのがごく普通なんですが、小麦粉が多めに入っているカレーは胃にもたれてしまうんです。特に私のような中高年者にはそのようなカレーを食べると食後しばらく苦しい思いをすることがあります。
思い切って小麦粉を一切使わないカレーを作ってみよう、というのでやってみたのがこの方法です。油も使いませんから健康的ですよ。 油は肉から出るものを使いますので、材料は豚ばら肉やひき肉(結構脂が含まれています)を用意します。これを弱火からじっくりと炒めて行きます。
普通のフライパンや鍋ですと焦げ付いてしまうのでどうしても油を加えなくてはなりませんが、その点特殊加工フライパンは安心です。
脂が十分出てきたら薄切りにしたたまねぎを加えます。みじん切りでもいいですよ。しょうがやにんにくのみじん切りを加えてもいいです。肉から出てきた脂をたまねぎにしみこませる感覚でじっくり炒めて行きます。
たまねぎが半透明になるぐらいまで炒めたら、トマトジュースか野菜ジュースを適量加えます。何ならオレンジジュースやりんごジュースでも構いません。多少甘味があったほうがカレーの辛さが引き立ちます。
5分ほど煮込んで出来上がりがペースト状になったらカレー粉を加えます。さらに混ぜ合わせれば完成です。味の調整は醤油でもソースでもケチャップでも出汁つゆでもお好きなものをお好みで使ってください。
以前ご紹介した簡単トマトソースで使ったトマトの水煮でもいいと思います。 一つこだわりがあるとすれば純カレー粉を使うことです。
最近フレーク状になったカレールーも売られていますが、既に小麦粉が加えられたものなのでお勧めしません。
このままご飯に掛けてよく混ぜ合わせドライカレーとして食べてもいいですし、さらにお湯を加えて固形スープを溶かしカレーソースにしてからご飯に掛けても美味しいですよ。 さらさらっと、胃に優しく収まるカレーです。


